10月頃からAdobe LabsなどでベータリリースされていたFlash Player 9 update3(codename:MovieStar)が先月初旬にリリースされています。
Downloadはこちらのリンクからできるようになっています。
特徴についてはこちらのリンクやリリースノートにもまとめられています。
- H.264形式の動画再生に対応し、HD動画(最高1080p)もサポート
- マルチコアCPU対応(最大4CPU)
- フルスクリーンモード時にハードウェアアクセラレーション対応(OpenGLおよびDirectXを使用。具体的な対応GPUは追って公開予定
- Mac OS X Leopard、Linux版も同時公開(Solaris版も今後リリース予定)
- On2 VP6コーデック、Flashコンテンツ向け各種エフェクトのパフォーマンスを向上
- IPv6対応
- マイクロソフトが提唱するアクセシビリティーの共通API「MSAA」準拠
セキュリティ上の問題解決も含まれているようですので、アップグレードは必須と思いつつ、問題解決だけでなく強化された部分もあり、これまでできていた事でもできなくなってしまったといった事もいくつかあるようです。
できなくなった事。
・他所のFLVをBitmapDataにdrawできなくなった
以下のエントリーにありました。
Flash Player Update 3(9.0.115)で他所のFLVをBitmapDataにdrawできなくなった
http://d.hatena.ne.jp/butyricacid/20071221/1198224818
・SOUND_COMPLETE イベントが使えなくなった
さくーしゃさんのエントリーにありました。
[Saq.] SOUND_COMPLETE イベントが使えなくなったとかどーとか
http://saqoosha.net/2007/12/19/628/
・wmode=trasparentの時に日本語入力に支障
pepeさんによると
wmode = transparent の場合 日本語入力に支障があるとのことです。
Firefox2 - まったくできず
IE7 - 入力候補がページトップに表示され確定した文字はちゃんと表示される
とのことです。
Shigeru-Nakagaki.com: FlashPlayer9 のバグ : 日本語入力に支障がある
http://shigeru-nakagaki.com/index.cfm/2008/1/3/20080103-MovieStar-has-a-bug-around-IME-when-wmode-is-transparent
どれも試してはいないものの、昔blog等で公開されたサンプルを参考にして作ったりサービス紡ぎ合せたアプリケーションを作成するとテストする際にハマるかもしれません。
新機能のH.264の再生は別途試してみたいと思います。近いうちにエントリー書く予定です。
またFlex Frameworkのcachingについてもどんなものか、やってみたいところです。