先のエントリーにひきつづきFlex Builder Gumbo(Max 2008 Preview)の新機能の紹介です。
Flex Builder Gumboでは、EventHandlerのStubを自動生成する事ができるようになっています。
DesignViewのFlexPropertiesに新しい鉛筆アイコンボタンが追加されています。
上図のFxButtonの例では、onClickの横に鉛筆アイコンのボタンが追加されています。
この鉛筆アイコンボタンをクリックすると、Button ComponentsのClickハンドラが追加され
functionのStubが生成されます。
実際の処理はこれまで通り記述する必要がありますが、clickハンドラとfunctionが生成されるので、手間がはぶけるようになります。
実際に鉛筆アイコンをクリックすると以下のようにメソッドが生成されました。
このfunctionとhandlerの自動生成ですが、Componentの属性指定の状態によって異なります。
- IDとclickHandlerの名称を記述しているとき
- IDのみ名称を指定しているとき
- clickHandlerの名称のみ指定しているとき
- IDもclickHandlerも指定していないとき
1.IDもclickハンドラも指定しているとき
上のスクリーンショットはこのケースです。clickHandlerに記述した名称で生成されます。 指定した名称のfunctionが既にあるときには、上書きはされませんでした。2.IDのみ名称を指定しているとき
ButtonのIDのみ指定しているときは、$id_clickHandlerと言う名前でfunctionが生成されました。例えばIDで「addButton」と指定したときには、addButton_clickHandlerになります。3.clickHandlerの名称のみ指定しているとき
clickHandlerに指定された名称でfunctionが生成されます。buttonのclickHandlerとして指定されたfunctionがButtonのHandlerに書かれます。 例えばaddHandlerというのを指定すると <Button x="100" click="addHandler(event)" /> というようにclickHandlerが追加されaddHandlerというfunctionが生成されます。4.IDもclickHandlerも指定していないとき
IDもclickHandlerも指定しないで鉛筆アイコンをクリックすると、 button1_clickHandler という名前になりました。 別のボタンで繰り返したところ、button2_clickHandlerとなりました。 コンポーネント+ユニークな数字_clickHandlerという名前になっているようです。Flex Builder 3でのFlexProperiesは以下のようになっています。
Componentの違いで属性が増えたり減ったりしていますが、自動生成用のボタン以外はFlexPropertiesViewの違いはない模様。
Flex3までのボタンコンポーネント(mx:Button)をFlex Builder GumboのFlex Propertiesで表示するとこんな感じになります。
Flex Builder 3との違いはIncludeIn属性の指定とonClick時の鉛筆ボタンが追加されている2点でした。
プロトタイプやモック、すぐに試してみたいときには手間が減るので便利に使えると思います。
実際の開発では、mxmlの中にScriptタグで処理を記述しないケースも多くあります。
mxmlにはレイアウトやコンポーネントを配置して別ファイルのasに処理を分けて記述している場合はこの機能はあまりうれしくないかもしれません。
#Adobe labsにある、Flex Builder Gumboのページ
Adobe Labs - Gumbo MAX Preview
http://labs.adobe.com/technologies/gumbo/
#Gumboにおける新しいState Syntax. IncludeIn属性についての説明はこちら。
Enhanced States Syntax - Flex SDK - Confluence
http://opensource.adobe.com/wiki/display/flexsdk/Enhanced+States+Syntax
# Flex Builder Gumboを手に入れるための Adobe MAX Japanの参加はこちらから^^;
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